チャクラを整える⑪ 5〜6
「経験が記憶を作る」
先日観たスペインの映画「Eva」
少し先の未来の設定で、感情を持つロボットを作る研究者が主人公。人とロボットと愛のお話。(ダニエル・ブリュールかっこいい)
この映画の中にあったセリフが「経験が記憶を作る」でした。主人公はロボットに経験を積ませて、感情を持った人間に近づけようと試みます。
前回の第五チャクラのときに自己表現と“記憶”の関わりについて書きました。
“記憶”繫がりで・・・
何週間か前にテレビで、美大生になったばかりのときに事故に遭ってしまい、その際に全ての記憶(なんと、食事することや排泄など、人の営みの全て!!)をなくしてしまった男性のインタビューを見ました。
全ての経験を失ってしまったので、経験量だけ見たら生まれたての赤ん坊と全く同じで、毎日が驚きと不思議と何故に包まれていたそうです。
食べること、食べるものの味の違い、排泄やお風呂の何故だかはわからないけど心地よい感じとか、夜になったら眠くもないのに横にならなくてはならないことなど・・・。
記憶を失ったけれども身体は成長している彼が重ねた経験は幼少期のそれとは全く違っていたために、 記憶を失う前と後ではすっかりキャラが変わってました。
記憶を失う前は見た目は茶髪で活発そうな男性だったのに、現在の彼は大人しくて優しそうなおっとり青年。
この男性の経験の中で一番興味を引いたのは、嗜好は変わらなかった点です。
美味しいと感じるもの、気持ちいいと感じるもの、美しいと感じるもの、絵を描くことが得意なこと、などなど。
経験は記憶を作る。
その人の持つ雰囲気や習慣はこの記憶に左右されるところが割と多いのかもしれない。
嬉しい記憶も、失敗した記憶も、私たちは未来に繋げていこうと考えます。
冒頭のロボットもそうやって学習をしていくけれど、そこを軸に、第五チャクラのいうところの「意思」があったならば、それはいつも不安を避け安心を求めて、経験による裏付けのある、あるいは誰かの経験を頼りに未来を選択するということであって、それは一見、前向きな選択のように見えるものもあるけれど、自分の本音であるかどうかは別です。
生まれ育った環境で育まれた「常識」だったり、「普通」だったり。
大人になった私たちは、実はそれは狭い世界のものだったと気付き、その世界から片足ずつそっと出てみようとする。そんなときでも自分の中に確固として在るもの。
記憶喪失の彼のように、何かを好きだと感じる心が人にとって不変であるならば、それは自分の才能や生まれて来た理由と確実に繫がっていて、第五チャクラが司る「意思」というものの軸は、ここにあるのではないかと私は考えています。
だから、天職や適職についた人の第五チャクラは健全だと言われているのだなー、とも。
自分の正直な気持ちに敏感であること。
それは大体において、ファーストインスピレーションの中に潜んでいます。
けれど後から「でも、それって◯◯かもしれないし・・・」と記憶による思考でかき消されてしまうことも多く…。
変化していく「時」の中で生きる私たちは、選択をする場面にたくさんたくさん遭遇します。自分の気持ちに正直であるためにどうしたらいいのか、と、愛をもって考え、愛をもって工夫して選択をする。
それは、人それぞれに幸せのかたちがあるのだと知り、自分も相手も尊重すること。
このことに、人間の可能性を感じます。
映画では「感情レベル」を調整できるロボットが出てきます。そのロボットは愛の表現らしきこともします。作られた人格に対して人間のコントロールがどこまで及ぶのか。愛とはなんなのか。なかなか考え深い映画でした。色使いも綺麗。
第六チャクラ
さて、第六チャクラ。
第六チャクラは、第三の目とも言われていて額に位置しています。
第三の目とは、真実を見る目。
エゴや環境や思い込みなどに引っ張られることのない、見たままを認識するチカラ。
自分を切り離して状況を把握するチカラ。
悲しみの中にいたならば、そこから一旦離れて自分を眺めて「悲しみの根っこ」を見るチカラ。
過去の苦しかったことを忘れられないでいたならば、そこから一旦離れて「今」をどう生きていけばいいのか、を知るチカラ。
この第三の目は、健全なハートチャクラと結びついたときにはじめて直感として働きます。
では、ハートチャクラが健全じゃないとどうなるのでしょう。
見た知った情報に、健全ではないハートチャクラのフィルターがかかるので、受け取り方が自己中心的になり、結果、人を傷つけかねないし、あるいは逆に自分に否定的な受け取り方をすれば自分を貶める結果になりかねない。
ハートチャクラが、ふわっとほどけていて、自分や外の世界に対して否定的ではないことが、第六チャクラを活かす条件ともいえます。
第六チャクラは、目の問題、頭痛、偏頭痛、めまい、脳下垂体などと関わりがあると言われています。
色は藍色。
塩と水
話はガラッと変わって最近読んだ本↓です。
医療マフィアは【伝統療法】を知って隠す なぜ《塩と水》だけであらゆる病気が癒え、若返るのか! ? ローコスト&ハイクオリティな養生法の超実践ガイド!
- 作者: ユージェル・アイデミール,斎藤いづみ
- 出版社/メーカー: ヒカルランド
- 発売日: 2017/09/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
この本を読んで、今、塩水で目を洗ったり、塩水を化粧水の変わりにしてみたり、と塩水療法にトライし始めました。
というのも、草津温泉に行って、温泉がかなりしょっぱかったんです(なんて単純な発想なんだ)。
草津の湯は恋の病い以外は治しちゃうっていうし、昔は目医者がいなかったというほどに、草津は目を悪くする人がいなかったというから、だったら、塩水で目を洗ってもいいんじゃない?・・・というのは、まぁかなり短絡的ですけれども(笑)、目に使う場合の濃度、顔に使う場合の濃度、と部位別に詳細が載っていたので試しにやってみています。
本の内容はとても興味深かったです。この本によると、病気のだいたいは身体の水分不足が原因らしい。私は元々、水をゴクゴクとは飲めない質だったけれど、塩水だと美味しく飲めることもわかったし、続けてみようと思います。
飲むときの塩の濃度は0.1%だそうです。でも、私はもっと濃い方が美味しいと感じる日もあって、そういうときは、気に入ったお塩をもっと入れて飲みます。その辺りは身体が喜ぶ方をチョイスしてます♪
まだまだ暑い日も続きそうですしね。塩と水、ついでに、糖も切らしてはなりませぬ!
これ、だいじ。