感情のトリセツ

ゼロポイント

 

“ゼロポイントに繫がるセッションがどんな効果をもたらすか”

ということを、セッションの前に具体的に説明しようと頑張れば頑張るほど、その説明が本質と離れてってしまうということがあって、それは、私のことばが拙いからなのですが、どうなりたいとか、どんな状態が幸せかなんて、ほんとうに人それぞれだし、本人にもそれがわからないという場合もあるのだから、そこは事前に意図する必要はあまりなく、よって、効果の説明などそもそも必要ないのかもしれません。

 

ゼロポイントは全ての人の源であり、エネルギー源。 

 

私が言えることは、ゼロポイントを体感するということは、自分の生きる道を辿りやすくすることであり、それこそが本物のブレイクスルーなのだ、ということだけなのかもしれないです。

 

 そして、もうひとつ言語化するならば…。

 

「もうこれ以上、自分が傷付くことも人を傷つけることも嫌なんです…」

 

そんなふうに考える方が私のところへ来てくれます。優しさと苦しさの狭間で揺れ続けることはほんとうにしんどい。

 

それに対して私ができることは、「全ての人の中に傷付くことのない聖域がある」ということを体感してもらうことです。

 

ゼロポイントが全ての人の源であるということの意味はこんなところにあるのではないかなぁ、と。

 

ゼロポイントに繫がったときの幸福感や至福感、絶対的な安心感に身を委ねるという経験は強烈な体験として心に残り続けます。 補助輪が付いていないと自転車に乗れなかった頃の自分には絶対に戻れないように、ゼロを知らなかった自分には戻らない。

 

そして、この体験は不安や恐れを、愛に満ちた完璧な宇宙へといずれ解き放ちます。

 

どういうわけか、今、できるだけたくさんの人にゼロポイントに触れたらいいと根拠なく思っていて、でもそれはなんでなのかなぁ、と考えるのですが正直わからず…。

 

単純に、「これ、すっごくいいよ!」とおすすめしたいから、というのとは少し違う感覚と申しましょうか…。

 

ゼロの感覚って、意識せずとも少しずつ周りの人に伝播します。そうやって安心感が広がっていくことが、今の時代の流れに乗る為の必要なステップのように深いところで感じているのかもしれません。わからないけど。

 

 

感情は淡くなっていくもの

 

生まれたての感情には濃淡の差があって、ときどき濃くってどうしようもないくらいに無視できない感情が沸き起こってくることがありますよね。

 

その感情が濃ければ濃いほど、そして、ネガティブであればあるほど、人はそれを解決しようとしたり、矛先を変えようとしたり、分析したり、と、あくせく思いを巡らせます。

 

この「あくせく思いを巡らせる」という行為。

 

このことについて、こんなことが書いてある本を見つけました。

奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき (新潮文庫)

奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき (新潮文庫)

 

 

例えば、怒りの反応は、自発的に誘発されるプログラム。ひとたび怒りが誘発されると、脳から放出された化学物質がからだに満ち、生理的な反応が引き起こされます。最初の誘発から90秒以内に、怒りの科学的な成分は血液中からいなくなり、自動的な反応は終わります。もし90秒が過ぎても怒りが続いているとしたら、それはその回路が機能し続けるようにわたしが選択をしたからです。

 

濃い感情を追い続け刺激し続けることは、その思いを余計に濃く、余計に苦しく、増大させます。90秒過ぎても考えることをやめることができない。

 

こんなとき、自分を落ち着かせる為に役立つのがゼロポイントと繫がったという体験です。

 

その感覚を思い出してみると、5分、10分と時間が経つごとに感情が淡くなっていきます。

 

そして、「今回の件は私を動揺させたけれど私を絶望的に傷つけたわけじゃない」ということに気付く。

ゼロポイントに繋がる感覚を増やしていくと、感情の取り扱い方が段々とわかってきます。

 

ゆうべ、就寝前の夫との何気ない会話の中に、私の感情をモヤモヤさせるものがあって(笑)。久々に感じるわりと強めのモヤモヤ。夫を通じて、二人共通の知り合いが私のことについて言った言葉と内容にひっかかってしまい、私の頭は「どうしてそんなふうに言われなくちゃいけないんだろう?」ということと、「何がそう言わせたんだろう?」という分析を始めました。

正直いえば、え〜〜なんで〜?ちょっと感じ悪い〜、という気持ちもありましたゆえ…^^;

 

5分くらい考えたかな。折角↑の本を読んだのに長いよね、台無しだよ(笑)

でも、途中で「あ、考えても意味ないわ」と気付いたので、ゼロポイントへ自分を寄せてみました。そのまま就寝。

 

朝にはすっかり気にならなくなっていて「まぁ、いっか」という感じ。

 

セッションで感じた感覚を思い出せる方は是非こんなときはその感覚に身を委ねてみてください。

*:ஐ(●︎˘͈ ᵕ˘͈)人(˘͈ᵕ ˘͈●︎)ஐ:*

 

 

あれやこれやと想いを巡らせることは、例えば次にその知り合いに会ったときにどんな顔をしようか、なんなら弁明しようか、などと考えることがもしかしたら何かの役に立つようなことがあったとしても、その人に対する思い込みを作り出してしまっている可能性についても考えておく必要もあると思うのです。

 

ですから、

 

・まずは、90秒やり過ごしてみる。

・90秒を超えた後に自分の頭で考え続ける、嫌な気持ちでい続けることは誰のせいでもない、自分の責任であるということを覚えておく。

・そこには思い込みも紛れ込んでいる場合があるということも考慮する。

・考えることを止めれば次第にその感情は淡くなっていくということを信頼する。

 

これらのことは、感情を扱う上でとても役立つのではないかな、と思います。

 

考えるのであれば、感情が淡くなった状態になってから。

 

何度も思い出してしまうような感情は濃い感情の中でもストロングタイプだろうと思います。そのときは、拗らせてしまう前に一旦保留にしておいて、どうぞ人を頼ってください。私たちは繫がっています。あなたの思いを誰かと共有することは、思いも寄らなかった突破口を見るキッカケになるかもしれないし、他の誰かの思いを癒したり元気づけたり、気付きを与えたり・・・そんな新しい風となることがあるのです。

 

人との関わりは、そんなヒューズ(導火線、融合)を起す。

人とのことで傷付いたらなおのこと、人との関わりで元気になって欲しいと思います。 

 

ご紹介した本『奇跡の脳』は脳科学者である著者が脳卒中になったところから始まります。そこからのリハビリのあれこれが事細かに書かれています。脳科学者だからこそ書ける内容であったのと、リハビリのときにどんなふうに感じていたか、どんなふうに扱って欲しかったか、なども書いてあり学ぶことが沢山ありました。

 

8年間のリハビリの後、見事復帰されて今もお仕事で活躍されているようです。

 

もしかしたらこの本は、認知症の家族を持つ方や、介護をしている方の参考にもなるのではないかな、とも思いました。

 

彼女の脳卒中は左脳に起きたのですが、左脳の感覚が少しずつ減っていき右脳メインになっていくわけですがそのときの感覚が、ゼロポイントにいるときの感覚と酷似してるんですよ。そんなこともあって、か〜な〜り興味深かったです。

 

ご興味ある方は是非!

 

 

 

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